座り仕事が主なデスクワーカーの方にとって、悩みの1つでもある「むくみ」。
座り仕事によるむくみによって、「脚がだるい・重い」と感じている方は多いのではないでしょうか。
座り仕事によるむくみをそのまま放置しておくと、肩こりや脂肪がつきやすくなったりなど、体に良くないことだらけです。
日頃からむくみに悩んでいる方は、座り仕事によってむくみが起こる原因をしっかり把握し、むくませないことが大切です。
今回は、座り仕事の大敵であるむくみの原因と対策について紹介します。
座り仕事によるむくみで悩んでいる方は、是非参考にしてくださいね。
目次
ここからは座り仕事でむくみが起きてしまう原因を紹介していきます。
座り仕事によるむくみに悩んでいる方は、是非参考にしてくださいね。
座り仕事でむくんでしまう一番の原因は、座っていて足を動かさないので、ふくらはぎの筋肉が動かないこと。
足は、心臓から全身へ送られてきた血液を重力に逆らい下から上へ押し出し、血液と回収した二酸化炭素や老廃物を心臓へ戻すポンプのような役割をしています。
ふくらはぎの筋肉が収縮することで、血液が心臓へ戻る仕組みとなっています。
しかし、座り仕事のように長時間同じ体勢でいるとふくらはぎの筋肉が動ないのでポンプ機能が働かず、心臓へ血液がうまく戻りません。
結果、血液と戻るはずだった老廃物や体内の余分な水分が溜まり、座り仕事によるむくみに繋がってしまいます。
座り仕事によるむくみを解消するには、ふくらはぎのポンプ機能をきちんと動かすように改善することがポイントです。
座り仕事によるむくみは、血液の循環がうまくできていないことも原因の一つ。
人は座って5分もたたないうちに、血流が悪化すると言われています。
ほぼ1日座っている座り仕事の方からしたら、恐ろしい事実ですよね。
座る時間が長くなると下半身の血液の流れが滞り、血栓ができ痛みを生じる「エコノミー症候群」にもなりかねません。
骨盤内には大動脈と大静脈という太い血管が通っていて、デスクワークなどの座り仕事で長時間動かず腹部に圧がかかると、骨盤周りや筋肉等を圧迫するだけではなく、血流にも影響を与えてしまい、座り仕事によるむくみにつながってしまうのです。
また、座り仕事をしているためにお尻や太ももが常時圧迫され、血液循環を滞らせていることもむくみの要因となります。
血液循環がうまくできていないと、むくみだけではなく、血液から流れてきた老廃物や血液中の水分が周囲に滲み出し、組織の間に溜まります。
すると、自律神経の乱れなどが起こり、座り仕事によってむくむだけでなく、健康状態も悪くなってしまうことも。
座り仕事の方は、定期的に立ち上がったり、身体を動かす癖をつけてむくみを改善するようにしましょう。
座り仕事のむくみは、リンパの流れにも原因があります。
リンパとは、皮膚のすぐ下を通っている目には見えない細い管のこと。
リンパは、体の中の老廃物処理をしてくれる重要な役割を担っています。
血液循環では回収できない老廃物や余分な水分をリンパが回収し、リンパ管の途中にフィルターのような役目をする「リンパ節」と呼ばれるところが約800箇所あります。
リンパ液はリンパ節で何度も浄化されながら全身を流れていきます。
しかし、そのリンパの流れが滞ってしまうと、老廃物や余分な水分はリンパによって回収されないので溜まっていきます。
リンパは筋肉からの刺激がないと老廃物や水分を回収しにくくなるので、結果むくみに繋がってしまうのです。
また、リンパの流れが滞っているとむくみだけではなく、コリやくすみ・目のクマなどの原因ともなり、美容にも大きく影響を与えてしまうことも・・。
座り仕事でむくみに悩んでいる方は、リンパの流れについても注意が必要です。
ここからは、座り仕事でもむくみを対策できる方法を紹介します。
座り仕事中でも簡単に出来るので、座り仕事によるむくみが気になる方は今日から是非試してくださいね♪
▶︎立ち仕事のむくみについてはこちら
座り仕事でむくみを対策するためには、1時間に1度は立ち上がるようにしましょう。
座り仕事をして長時間同じ姿勢でいると、老廃物がふくらはぎに溜まってしまい、むくみとなって現れます。
座り仕事によるむくみを対策するためには、特に用がなくても1時間に1回は立ち上がりましょう。
1時間に1回立ち上がり、そのままトイレに行って老廃物や余分な水分を出したり、飲み物を取りに行くなど、ふくらはぎを動かしポンプ機能を積極的に使うことで、座り仕事によるむくみを軽減できます♪
しかし、仕事が忙しいとなかなか立つことが難しい場合もありますよね。
その場合は、座り仕事をしながら脚を動かすだけででも、座り仕事によるむくみに効果があります。
座ったまま足首を回す・踵を上げ下げする・脚をまっすぐに伸ばす、など座りながらでもできることをやってみましょう♪
座り仕事をしながら、ふとした時にむくみ対策が出来るのでおすすめです。
足を動かす習慣を身につけて、座り仕事でもむくまない身体をつくりましょう♪
座り仕事によるむくみを対策するためには、ストレッチを習慣化しましょう。
日々ストレッチをすることで、座り仕事によるむくみを対策することができます。
椅子に座ったままでもできるむくみ対策ストレッチもあるので、座り仕事の合間にも気軽にできます♪
1.椅子に浅く腰掛け脚を伸ばし踵をつける。
2.つま先を前に伸ばす→戻すを繰り返す
3.左右のつま先を交互に上げ下げを繰り返す
ふくらはぎの筋肉が動いている感覚を感じることがポイントです♪
座り仕事で動かす機会の少ないふくらはぎを動かして、むくみ対策をしましょう♪
1.椅子に浅く腰掛け、あぐらを組むように右足を左側へ持ち上げる
2.足先を手で持ち、ゆっくり大きく回す(逆の足も同じように
血液やリンパの流れが良くなって座り仕事によるむくみ対策ができるだけでなく、座り仕事による体の歪みの改善に繋がって一石二鳥♪
座り仕事によるむくみ対策には、マッサージやツボ押しも効果的です。
ふくらはぎや足裏には多数のツボがあります。
足の裏や膝の裏にはリンパや毛細血管がたくさん集まっているので、ツボを押すことで座り仕事によって滞ってしまったリンパと血液の流れを良くし、むくみ改善の効果が期待できます♪
1.膝の外側にあるくぼみ(足三里)を両手の親指で5秒圧をかける
2.ふくらはぎを両手で包み込み、左右両手の親指を重ね、ふくらはぎを4箇所5秒ずつ圧をかける
膝の裏にはリンパ節があるので、リンパ節も一緒に刺激することでリンパの流れが良くなります。
また、お風呂上がりにふくらはぎのマッサージもむくみに効果的です。
体が温まっているのでふくらはぎがほぐれやすく、リラックス効果もあります♪
マッサージオイルやボティオイルがあると、滑りが良くなるのでよりマッサージしやすいですよ。
座り仕事のむくみに悩んでいる方は、是非今日から試してみてくださいね。
座り仕事によるむくみを対策するためには、普段座っているオフィスチェアを見直してみるのもおすすめ。
足を高い位置に置けるオットマン付きのものや、足をおく場所があるオフィスチェアを選ぶことで、足に溜まってしまった血液を心臓に押し返す力を強められるので、座り仕事によるむくみ対策にぴったりです。
オフィスチェアは長時間座るものなので、むくみ予防を助けるオフィスチェアを選ぶといいでしょう。
オフィスチェアを変えられない方はオットマンや足を置ける場所を作るだけでも、座り仕事によるむくみ改善につながります♪
足を置く場所があると、足のだるさも軽減できるのでおすすめです。
今回は座り仕事の悩みでもある、むくみの原因とむくませない方法を紹介しました。
座り仕事でむくむのは、ふくらはぎが動かないことや血液循環が滞ること。
座り仕事でも、簡単にむくみを改善できる方法があります。
座り仕事によるむくみだけでなく、体に不調が出る前にぜひむくみに効果のあるストレッチやツボ押しを取り入れて、座り仕事によるむくみを改善するようにしましょう。