どちらも一度は耳にしたことがある「ミニマリスト」と「シンプリスト」。
どちらも「自分の身の回りのものが少なく、すっきりとした生活を送る人」というイメージがあり、同じ意味合いを持つと認識している方も多いのではないでしょうか?
実は、ミニマリストとシンプリストは全くの別物なんです!
今回は、ミニマリストとシンプリストのそれぞれの特徴についてお伝えしていきます。
取り入れやすいものもあるので、すっきりとした生活をしたい方やミニマリストやシンプリストに興味のある方はぜひ参考にしてください!
目次
はじめに、ミニマリストとシンプリストの意味を正しく理解しましょう。
まず、ミニマリストとは、不要なものを省き必要最低限の物だけで暮らし、自分の時間を大切に過ごすことに重きをおく人を指します。
徹底的に物を減らすことにこだわるため「最小限主義者」と呼ばれることもあります。
一方シンプリストとは、不要なものは持たず自分の気に入っている物だけに囲まれて暮らし、生活の質を高めることに重きをおく人のこと。
物を減らすこと自体にこだわりはなく、それよりも自分に必要な物を持つことを重視します。
つまり、極限まで物を減らしたい人が「ミニマリスト」、理想の暮らし実現のために物を減らした人が「シンプリスト」ということになります。
ミニマリストとシンプリストの意味を理解したところで、それぞれの違いについて具体的に解説していきます。
ミニマリストとシンプリストの最も大きな違いは、身の回りの物の量でしょう。
ミニマリストは、「自分がいかに少ない物で暮らせるか」にこだわります。
本当に必要な物以外は極力無くし、不要な物は持ちません。
そのため、部屋の中にあまり物を置かないのが特徴です。
一方シンプリストは、「たとえ物量が多くても、いかにスッキリと収納するか」にこだわります。
収納するための家具やクローゼットの中まで細部にわたってこだわります。
部屋の物の量はミニマリストと比較すると多いですが、きちんと整理整頓されており、片付け術に優れているのがシンプリストの特徴です。
整理整頓が苦手な方は物を極力減らしミニマリストを目指す、得意な方はシンプリストを目指すのもいいかもしれませんね!
ミニマリストとシンプリストは、持ち物や部屋の統一感にも違いがあります。
ミニマリストは、色や柄の統一感に特にこだわりはありません。
そのため、持ち物の色や柄はバラバラなことも多いです。中には、カラフルな物を持つ人も!
一方シンプリストは、持ち物を全て白に揃えたり、家具をモノトーンにしたりと、統一感を重視します。
自分の部屋を覗いてみて、同じ色や柄で統一されていたらシンプリスト、バラバラであったらミニマリストの傾向が強いかもしれませんね!
ミニマリストとシンプリストは、普段の持ち物にも違いがあります。
ミニマリストは、不要な物は一切持たずに出かけます。中には、カバンを持たずに出かける人も!
一方シンプリストは、スマホや財布、鍵、ハンカチ、必要に応じて追加したアイテム(傘やメイク道具など)をカバンに入れて持ち歩きます。
持ち歩くカバンは、機能性やデザインにこだわりを持ち、使用するシンプリストの方が多いそうですよ。
周りにカバンを持ち歩かない人がいれば、もしかしたらミニマリストの可能性があるかもしれませんね♪
ミニマリストとシンプリストには、「断捨離が得意」「シンプルな生活を好む」「長く使える物を持つ」という共通点があります。
物への依存がないため「断捨離が得意」で、豊かな生活を望むため「シンプルな生活を好み」、買い物に慎重なため「長く使える物を持つ」そうです。
ミニマリストとシンプリストは、全くの別物と解説してきましたが、実はこういった共通点もあります。
ミニマリストかつシンプリストの人もいるそうですよ。
ミニマリストとシンプリストの違いについて解説してきました。
それぞれの違いについて理解していただけたのではないでしょうか。
一見似ているように感じますが、ミニマリストとシンプストには大きな違いがあります。
自分の生活に取り入れるのであれば、目的に合わせて選択すると良いのではないでしょうか。
ミニマリストもシンプリストも素敵な暮らし方。
それぞれの特徴から、暮らしのヒントを見つけられたのなら幸いです!