近年、AIによる人工知能の発達や、労働環境の変化は著しく、私たちを取り巻く環境が大きく変化しています。
個人の価値観の変化や、コロナ禍によるリモート環境の充実などが拍車をかけ、職業の選択の幅が広がり、女性のキャリアにも変化が見られる時代になってきました。
そのため、今は選択の幅が広がり、人材不足も相まって個人個人が自分の価値観に合わせてキャリアを選択しやすい時代となりました。
そこで今回は、「バリキャリ」でもなく「ゆるキャリ」でもない新しい働く女性の姿であるフルキャリについてご紹介していきます。
「バリキャリ」や「ゆるキャリ」という言葉は聞いたことがあるけど、フルキャリという言葉はまだまだ耳慣れない印象の人も多いと思います。
女性は家庭に入ることが当たり前で、女性に選択肢が与えられていなかった時代から、女性が自立を勝ち取り、男女平等が叫ばれ、仕事を持つことが当たり前になった時代を生きる今の女性達はそう簡単にどちらか選ぶことはできない方も多いのではないでしょうか?
そこで、白か黒か・0か100か、ではなくキャリアも家庭もどちらも手にしたまま大事にしたい、と両方を諦めない選択肢を選ぶ女性達のことを「フルキャリ」と野村総合研究所の武田 佳奈さんが名付け、世に広まり認知され始めています。
「バリキャリ」や「ゆるキャリ」というと相反する印象を私たちは感じます。
しかし、フルキャリというのはどちらの要素も持ち合わせ、仕事も家庭も全力で大事にしたいと考える女性のこと。
かつては、どちらか一方を諦めるしかない状況に置かれる女性が非常に多かったでしょう。
そして、今もまだ十分とは言えませんが、企業の人材不足といった背景やリモートワークの普及により、かつてより体制が整い両立しやすい時代になっているからこそ、どちらも諦めない選択をするフルキャリの女性が増えているのではないでしょうか。
▶︎ゆるキャリについて詳しく知りたい方はこちら♪
これからの時代は、人口減少に伴い労働人口の減少が企業の中で叫ばれており、人材の取り合いが起こる時代です。
特に女性は高いキャリアを持ちながらも結婚や出産というライフイベントによって、キャリアを中断せざるを得なかった優秀な人材も多くいることでしょう。
これからの時代、そのような優秀な人材がいかに働きやすく仕事を続けてもらえるように環境を整えて行くことが企業が生き残る鍵になります。
また、女性だけではなく介護などの事情で仕事を辞めなければならなかった方などは男女問わずいることでしょう。
働きたい気持ちが高く、自分のキャリア形成にも積極的で、かつライフイベントも大切にしたい、そんな人材を支援することで人材の流出を防ぐことが企業にとっての生命線になるはずです。
企業側がライフイベントに合わせた働き方のスタイルを柔軟に提供することで、長く働きやすい環境が作られ、パフォーマンスの高い優秀な人材が仕事を辞めなくていい状態を作ることが企業にとっても大きなメリットであると言えるでしょう。
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柔軟な働き方が可能となった現代。
仕事を諦めなければいけないのは、本当に悲しいことです。
これからの時代、企業側も人材の確保に躍起になってくるでしょう。
是非「仕事も諦めない・プライベートも大事にする」フルキャリという、働く女性の新しいスタイルを目指してみてはいかがでしょうか。